インボイス制度が本格稼働した現在、楽天市場、モノタロウ、ASKULといった主要ECサイトでの仕入経費管理において、「仕入先ごとに異なるインボイス発行手順」を理解しておくことは必須業務となりました。

各ECサイトでは領収書や請求書の発行フローが頻繁に更新されており、正しい形式のPDFを出力しないと、適格請求書(インボイス)として税務上認められない、あるいは自動仕訳ソフトで正しく読み込めないといったトラブルが発生します。本ガイドでは、これら3つのプラットフォームにおける「正しいPDF保存のコツ」を徹底解説します。

1. 楽天市場 (Rakuten) の領収書PDF化

楽天市場では、ショップごとに個別のインボイスを発行するのではなく、楽天の購入履歴から一元的に適格簡易請求書要件を満たした領収書をPDF出力できる仕組みが提供されています。

【手順】

  1. 購入履歴を開く 楽天市場にログインし、画面右上の「購入履歴」をクリックします。
  2. 「領収書を発行する」ボタンをクリック 該当する注文情報の枠内にある「領収書を発行する」ボタンをクリックします。

    ※税額別の内訳や適格請求書発行事業者の登録番号(T番号)が記載されたフォーマットが表示されます。

  3. ブラウザ機能でPDF保存 表示された領収書の画面で `Ctrl + P`(Macは `Cmd + P`)を押し、印刷設定の送信先(プリンター)を「PDFとして保存」に変更し、ローカルにダウンロードします。

⚠️ 楽天市場での注意点

代金引換や後払い決済、あるいは一部の特殊な注文タイプでは、楽天市場の購入履歴から領収書ボタンが表示されない場合があります。その場合はショップに直接問い合わせ、インボイス対応の明細書をPDFで送付してもらう必要があります。

2. モノタロウ (MonotaRO) の領収書・請求書PDF化

モノタロウは事業者向けのECサイトであり、インボイス対応の書類ダウンロード機能が最初から非常に使いやすく整備されています。「都度決済」と「月締め決済」で出力される書類の形式が異なります。

【手順】

  1. マイページへログイン モノタロウにログインし、「マイページ」を開きます。
  2. 「ご注文履歴」または「請求書・領収書」を選択 経費処理したい注文履歴、または月締めの請求履歴画面を開きます。
  3. 「領収証(PDF版)」のダウンロード 画面内の「領収証(PDF版)」または「請求書(PDF版)」ボタンをクリックします。

    ※モノタロウは公式のPDFファイルを直接ダウンロードさせてくれるため、ブラウザの「印刷PDF保存」をする必要はありません。ダウンロードしたそのままのPDFファイルを「経費スッキリ」にドロップしてください。

3. ASKUL (アスクル) のご利用明細書(兼領収書)PDF化

ASKULでは、インボイス制度に対応した書類名として「ご利用明細書(兼領収書)」が提供されています。

【手順】

  1. マイページからご注文履歴を開く ASKULへログイン後、上部メニューの「ご注文履歴・再注文」をクリックします。
  2. 該当注文の「ご利用明細書」をクリック 注文履歴一覧から該当するご注文を探し、「ご利用明細書(兼領収書)」ボタンまたはリンクをクリックします。
  3. ブラウザ機能で「PDFとして保存」 印刷用プレビュー画面が開きますので、キーボードで `Ctrl + P`(Macは `Cmd + P`)を押し、プリンターで「PDFに保存」を選択してダウンロードします。
ストア 出力するべきドキュメント名 保存時のコツ
楽天市場 購入履歴 ➔「領収書を発行する」画面 ブラウザの印刷機能でPDF保存
モノタロウ マイページ ➔「領収書(PDF版)」 公式PDFを直接ダウンロード
ASKUL 注文履歴 ➔「ご利用明細書(兼領収書)」 ブラウザの印刷機能でPDF保存

ダウンロードした領収書を1秒でCSVに変換

手に入れた領収書PDFを、経費スッキリへドラッグ&ドロップするだけで、8%と10%の消費税を自動仕訳したCSV(freee・弥生会計対応)が出力されます。手作業での入力はもう終わりです。

経費スッキリで仕訳を始める ➔